こんにちは!
漬物・佃煮・手作り味噌・納豆の とべや です。
健康のために、毎日納豆を欠かさない、という人も多いと思います。
私たち日本人には、無くてはならない食べ物ですよね。
■ 「納豆」という名前の由来
納豆の原型が誕生したのは、弥生時代だという説もあるようですが、
初めて文献に登場するのは、平安時代。
『新猿楽記』という書物に、食い意地の張った、お酒好きの女性が好きな食べ物として、出てくるのが最初です。
この時代の納豆は、中国から伝わったもので、寺納豆のような、糸を引かないものでした。
この納豆を、寺院の台所のような場所、「納所」(なっしょ)で僧侶が作っていたことから、
「納豆」という名前がついたとされています。
■ 糸引き納豆の誕生
アジア各地に大豆を発酵させた調味料などはいろいろありますが、糸を引く納豆は、日本独自のものです。
その誕生は、いろいろな説があります。
平安時代後期の武将、源義家が、後三年の役(1083~1087年)のとき、
馬の飼料として、豆を煮た物を村人に用意させました。
急な命令だったので、まだ熱いうちにわらに詰めて差し出したそうです。
数日たって、あけてみると、豆は、わらについている納豆菌が繁殖して、豆が糸を引いてしまいました。
家来がそれを捨てようとしていたのを、
「もったいない」と、義家が食べたところ、そのおいしさに驚いた、というのです。
京から奥州までの街道沿いには、納豆の発祥の地である、という伝説が、何箇所も残っています。
とべやがある、栃木県大田原市もその一つ。
それにしても、糸がひいている大豆を、初めて食べた人は、すごい勇気だと思いませんか?
臭いだって、それまでに無いものだったでしょうし。
ちなみに、納豆菌はわらについている菌です。
以前は、わらに付いた納豆菌を頼りに納豆を作っていました。
現在は、培養した納豆菌を、大豆にかけて納豆を作ります。
 
■ 納豆売り
江戸時代には、納豆が広く食べられるようになってきました。
豆腐やとともに、朝早くかけ声をかけながら売り歩く、納豆売りも登場しました。
この時代は、納豆は刻んでお味噌汁にいれて食べていたようです。
 
■ 納豆の研究
20世紀にはいると、納豆の研究も進んできました。
伝染病に効果があるとして、軍隊の携帯食にもなりました。
現在では、ネバネバのパワーが広く知られるようになって、
かつてはあまり納豆を食べなかった地域でも、
徐々に消費量が増えてきています。
 
 
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