こんにちは!
漬物・佃煮・手作り味噌・納豆の とべや です。
 
油っぽいものや甘いものは身体に良くないと思っても、ついついこってりラーメンとか、お菓子に手がのびてしまいますよね。
人間が生きていくのに必要なエネルギーや、体をつくるために必要な栄養素が、糖質・脂質・タンパク質(アミノ酸)。
私たちは、生きるために必要なこれらの栄養素を、本能的に「おいしい」と感じて、食べるようにできています。
おいしいものを食べると、脳からβ-エンドルフィンなどの物質が出て、快感を感じます。
さらにドーパミンが出ると、「もっと食べたい」という欲求が出て、やみつきになってしまうように作用するのではないかと考えられています。
空腹のときだけでなく、それほどお腹がすいているわけでもないのに、なんとなく、あるいは、ストレス解消に、これらの「おいしいもの」を食べてしまう、ということもありますよね。身体に良くないことはわかっているのに・・・
 
そこでおすすめしたいのが、「鰹だし」です。
■ 鰹だしは、満腹感を高め、肥満を抑える?
 これまでにも鰹だしを飲むことで、疲労回復や血流の改善に役立つという研究報告はされていましたが、京都大学の研究では、油や糖分と同じく、鰹だしでも脳から快楽物質が出てやみつきになる効果があるそうです。
 さらに鰹だしの成分が胃の運動を促進して満腹感を高めるそうです。事前に習慣的にだしを摂取していると、高カロリーの食事をしても、食習慣に影響が出ずに健康的な食生活を維持できる可能性があることも判明しました。
 またほかにも、鰹だしに含まれるヒスチジンよって、食欲抑制、内臓脂肪分解などにつながるという報告もあります。
■ 帰宅後はラーメンより「だし」を
肉類や脂肪の摂取量が多く高カロリーの食事の欧米と比べて、伝統的な日本の食事は脂質やタンパク質の少なめの淡白な食事で、だしの旨味を効かせて満足感を得るとされています。
世界各国から日本の食事がヘルシーといわれるのは、「一汁三菜」という献立で栄養バランスがとれた食事であるからと同時に、低カロリーでもだしのうまみを効かせて満足できるおいしさが楽しめるからです。
日本料理のお店では、椀物がメイン料理とされますが、椀物のふたをとってたちのぼる湯気とともに香るだしの香り、そしてだしを味わうと、なんともいえない充足感に満たされます。
シンプルなだしを一杯飲むと、疲れが癒される気分になれませんか?
シンプルで低カロリーなだしなら、やみつきになって毎晩飲んでも、こってりラーメンやスイーツより、低カロリーです。
■ 鰹だしのポイント
日本料理の欠点は、塩分を多めにとりがちなところです。そういう意味でも、塩分が多めの麺類の汁は、夜食などには控えたいものです。食事としてではなく、嗜好品のようにだしを飲む場合も、塩や薄口醤油なども加えずに飲むとよいでしょう。作り立てで、香りがよく、旨味が出ていれば、それだけでも十分においしくいただけます。また鰹だしでも、油や糖分と同様に快感を得られるという研究では、香りが大きく影響するということでした。
昆布の旨味はグルタミン酸、鰹節の旨味はイノシン酸、干し椎茸はグアニル酸というように、それぞれ旨味成分は異なります。昆布だけ、鰹ぶしだけではなく、昆布+鰹節になると、旨味の相乗効果でおいしさが何倍にもなるそうです。
■ 手軽にだしをとる方法
お湯を煮立ててだしをとるのは大変です。
かつおの粉や昆布の粉を常備しておき、少量をカップに入れてお湯をそそぐだけで、簡単にだし汁ができます。
また、冷水ポットに鰹節や昆布をいれて冷蔵庫に数時間入れておくだけでも、だし汁ができますよ。
 
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