急激に人口が増え、大きくなっていった江戸の町。士農工商で一番下に置かれた商人たちは、お互いが気持ちよく生活するためのマナーを築き上げていきました。それが「江戸しぐさ」です。「しぐさ」は漢字では「仕草」ではなく「思草」。「自然を大切にし、円満な人間関係を維持し、異文化と共生する知恵」であり、江戸商人のリーダーたちの行動哲学でもありました。