こんにちは!
漬物佃煮手作り味噌 とべや です。
朝晩はずいぶん涼しくなって来ましたね。
そろそろお味噌汁も美味しい季節。
お味噌汁や煮物に不可欠な“だし“。
みなさん、だしってどうしてますか?
超簡単!本格だしのとりかたのご紹介。
 
■ まずは、日本料理のだしについて
昆布・鰹節・煮干・いりこ・椎茸・スルメ・・・
日本料理で使われている、旨味が出るだしって、いろいろありますよね。
日本料理では、コンブでだしをとった後、さらにカツオ節でだしをとります。
精進料理の場合はコンブにシイタケを組み合わせます。
これはうま味に相乗効果があるためです。
複数の旨味成分を合わせると、単独の時よりもはるかに強いうま味が得られるのです。
昆布の旨味成分「グルタミン酸」と椎茸の旨味成分「イノシン酸」をあわせると
味を感じる最小の濃度が、100分の1になるとか。
また、ある実験で、「昆布だし」「鰹節だし」「昆布と鰹節をあわせただし」
の3種類をなめさせて、脳波の反応を調べると、
「昆布と鰹節をあわせただし」は、(2倍ではなく)7倍の反応を示すそうです。
お料理をする人は、こんな実験をするまでもなく、経験で、わかっていたのですね。
 
■ 煮立てないだし
煮立てなくても「だし」って出るんです。
まず、お好みの乾物を用意してください。
昆布なら5~10センチ位、煮干1~2匹、など、
お鍋に入れて使うくらいの量でOKです。
鰹節を使う場合は、花かつおのような薄いものより、
厚けずりのものを使うと良いでしょう。
 
乾物の種類は、1種類でも良いですが、
「旨味」は、1種類よりのときよりも、何種類か混ぜた方がより美味しくなります。
夏の間に活躍した、麦茶ポットに水と昆布、椎茸、煮干などを入れます。
これを冷蔵庫で1晩おくだけ。
翌朝には、じんわりとだしが出て、おいしいだし汁が完成!
だし汁は2~3日で使ってくださいね。
 
■ 粉だし
もう1つのおすすめは、粉だし。
粉だしって聞きなれないかも知れませんが、
かつお粉、煮干粉、昆布粉 などです。
これらを、煮立ったお湯にパッパッと入れるだけ
インスタントだしと同じ手軽さなのに、添加物を使わない本格だしです
粉だしは、スーパーなどにも売っていますが、
ミルサーなどをお持ちの方は、ご自分でいろいろ作って見るのもおすすめです。
スパイスの空き容器や、100均で売っている、穴あきの容器に入れて置くと
手軽に使えますよ。
 
ぜひお試し下さい!