こんにちは!
漬物・佃煮・手作り味噌・納豆の とべや です。
納豆は、安くて、手軽で、おいしい、しかも健康に良い、と良いことずくめ。
そんな納豆を、よりおいしく効果的に食べる方法
■ かき混ぜるほどおいしくなる
納豆はかき混ぜるほど糸引きがつよくなります。
かき混ぜることで、健康に良いとされるナットウキナーゼやビタミンKは増えることはありませんが、
納豆のアミノ酸と甘味成分はかき混ぜる回数が多いほど増えるという実験結果があります。
【アミノ酸の量】
かき混ぜる回数 100回・・・・・・1.5倍
        300回・・・・・・2.5倍
        300回以上・・300回と変わらない。
【甘み成分】
かき混ぜる回数 100回・・・・・・2.3倍
        200回・・・・・・3.3倍
        400回・・・・・・4.2倍
 
納豆の健康効果を考えるなら、300回くらい混ぜるのが良いのでしょうか?
 
ちなみに、食通として知られる北大路魯山人は、納豆について以下のように書いています。
 
『納豆の拵え(こしらえ)方
 
ここでいう納豆の拵え方とは、ねり方のことである。このねり方がまずいと、納豆の味が出ない。
納豆を器に出して、それになにも加えないで、そのまま、二本の箸でよくねりまぜる。そうすると、納豆の糸が多くなる。
蓮から出る糸のようなものがふえて来て、かたくて練りにくくなって来る。
この糸を出せば出すほど納豆は美味くなるのであるから、不精をしないで、また手間を惜しまず、極力ねりかえすべきである。
 
かたく練り上げたら、醤油を数滴落としてまた練るのである。また醤油数滴を落として練る。
要するにほんの少しずつ醤油をかけては、ねることを繰り返し、
糸のすがたがなくなってどろどろになった納豆に、辛子を入れてよく攪拌する。
この時、好みによって薬味(ねぎのみじん切り)を少量混和すると、一段と味が強くなって美味い。
茶漬けであってもなくても、納豆はこうして食べるべきものである。
最初から醤油を入れてねるようなやり方は、下手なやり方である。
納豆食いで通がる人は、醤油の代りに生塩を用いる。納豆に塩を用いるのは、さっぱりして確かに好ましいものである。
しかし、一般にはふつうの醤油を入れる方が無難なものが出来上がるであろう。』
■ なるべく加熱しない
血液をサラサラにしてくれるナットウキナーゼは、約70℃で失われてしまします。
又、納豆菌は130℃で死んでしまいます。
なので、納豆は、なるべく加熱しないで食べるのが効果的です。
味噌汁にいれたり、揚げ物に入れたりなど、加熱するときは、なるべくさっと火を通すように工夫しましょう
■ 夕食に食べると効果的
納豆に含まれる酵素ナットウキナーゼは脳梗塞などの予防に役立ちますが、その効果は、約10時間といわれています。
脳梗塞は午前3時ごろにもっともおきやすいといわれているので、夕食のときに納豆を食べるのが効果的なのです。
■ 実は賞味期限ギリギリがおいしい
納豆は発酵食品です。出荷されてからも発酵はつづいているので、
納豆に含まれるナットウキナーゼやビタミンK、など、増え続けているのです。
ですから、冷蔵庫に保管して、賞味期限ギリギリまで熟成して食べるのがベストなのです。
賞味期限を過ぎても食べられなくなるものではありませんが、
発酵が進みすぎてべたついてきたり、ひからびたものは食べないでくださいね。
 
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